募集要項

日本に来て30年以上。介護の仕事と出会ったきっかけ、仕事への深い想い、そしてプライベートでのパワフルな素顔、Mさんの魅力あふれる物語

H

Mさん

ハイムガーデン東川口

PROFILE

フィリピン出身で日本在住歴の長いMさん。彼女は介護福祉の現場で活躍しながら、市の通訳としても二つの文化を繋ぐ架け橋となっています。その背景には、年長者を敬う文化的なルーツと、人生を動かした運命的な出会いがありました。彼女の温かく、エネルギッシュな物語をご紹介します。

介護の道へ導いた運命的な出会い

 友人とのコンサートに心弾ませていた、ある日の電車の中。何気ない日常の風景が、Mさんの人生を新たな方向へと動かす舞台となりました。偶然乗り合わせた元同僚から「仕事しない?」と声をかけられたのです。実はMさんは、すでに介護の資格を取得し特別養護老人ホームで働いた経験がありました。この再会が、彼女を現在の職場へと導く運命的なきっかけとなったのです。
 介護の仕事について彼女は「嫌いじゃないです」と穏やかに語ります。その根底には、フィリピンの文化がありました。「年寄りと一緒に住む文化があって、ずっとおばあちゃんと一緒に住んでたから」。しかし、彼女の想いをより深くしたのは、ある家族の出来事でした。子どもたちが遊びに来た食卓で、リハビリ中の祖父が食事をこぼしてしまった時、孫たちが見せた戸惑いの表情に「心が痛めた」と言います。この経験から「年寄ると触れ合いできるといいなと思って」、子どもたちを職場に連れて行きました。利用者と楽しそうに話すこどもの姿は、彼女にとって何よりの喜びでした。文化的な背景と家族への愛が、日々の仕事への深いやりがいに繋がっているのです。

二つの文化を繋ぐ架け橋として

 Mさんは介護の仕事に加え、もう一つの重要な役割を担っています。週に2回、市役所の窓口で外国籍の方々のための通訳として活躍しているのです。そのきっかけは、フィリピンにいる姉との電話でした。「将来フィリピンに帰ったら、通訳の仕事はすごく必要とされているよ」。その言葉に背中を押され、日本語能力試験(JLPT)の資格を取得しました。
 「日本人より日本人らしい」とスタッフに関心されるMさん。Mさんが日本文化に深く順応できた背景には、来日当初の経験があります。夫から「日本に住んでいるから日本のやり方と同じように」と、とても厳しく教えられたそうです。「今思えばそれも良かった。そういうことがあったからこそ私はここにいる」と、今は亡くなられたご主人に感謝を込めて振り返ります。その経験が、今、二つの文化を繋ぐMさんの強みとなっているのです。
 これから日本で介護の仕事を志す外国人の方へのアドバイスがあるかと聞くと、ゴミの分別や近所付き合いといった日本の文化を学ぶこと、そして職場での同僚を気遣うコミュニケーションが大事、そして何より「素直が一番!」

今が一番アクティブ。挑戦を続けるエネルギーの源泉

 仕事に情熱を注ぐ一方、Mさんのプライベートは非常にアクティブです。ダイビングの資格を持ち、特に「沖縄の海」がお気に入り。「あと2回ぐらいは潜りたい」と目を輝かせます。かつては水泳やママ友と始めたテニスにも汗を流していました。そのエネルギーは将来の展望にも表れています。
「65歳まで頑張ります」と、独立した子どもに同居を勧められたそうですが、愛犬と楽しく自由に暮らす今が楽しい、とMさん。将来、フィリピンへ帰国することも選択肢の一つとして考えているそうです。
 どんな状況でも前向きに、しなやかに人生を歩む彼女の姿は、周囲にも活力を与えています。仕事も趣味も、そして未来も、エネルギッシュに楽しむ。それがMさんの笑顔の源泉でした。

↓ これは、Mさんが作った手作りおやつ。いただいたサツマイモとケーキミックスでパパっと作ってくれるのでスタッフも大助かり!